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第4回 ポーカー岩間さん
スエイさんが編集局長を務める白夜書房には、数多くの編集者の方がいらっしゃいますが、中でもスエイさんに「アキラちゃん」とちゃん付けで呼ぶのが、ポーカー岩間さん。現在の所属は『パチスロ必勝ガイド』編集部とのことですがその真面目さと、酔ったときの華麗なパフォーマンスには他社員の誰もが嫉妬さえするほどだそうです。今回はテレコが回っているせいか、岩間さんが警戒、普段のパフォーマンスが出ず、最終的には人生相談みたいになってしまいましたが、貴重なお話満載です。
「スエイさんが、
自分のお金を道に捨ててた」っていう
●まず、岩間さんは白夜書房ではどういったお立場にいるんですか?
岩間 以前は『パチンコ必勝ガイ ド』編集部に所属していたんですが、昨年から同じ第2編集部の『パチスロ必勝ガイド』編集部に所属しています。
スエイ 岩間君はムードメーカーなんだよね(笑)。ムードメーカー岩間。
岩間 いやいや。でも、なんで僕なんですか? そのスエイ・コム……じゃなくてなんでしたっけ? スエイアキラ……なんでしたっけ?
スエイ バカにしてんの?
岩間 いや、そういうわけじゃないんですけど(笑)。でも、なんで僕なのかなぁ、って。
●岩間さんは白夜書房でもっとも過激らしいので(笑)。
岩間 僕は過激じゃないですよ、全然。過激なのはスエイさん(笑)。前にね、スエイさんの凄い話を聞いたことがあるんですよ。「スエイさんが、自分のお金を道に捨ててた」っていう。
一同 爆笑
岩間 前にスエイさんが「パチンコ玉は一個4円ぐらいで、それがパチンコ屋の床にパラパラ落ちてても誰も気にしないのに、小銭を大切に持ってるのはおかしい」とか言ってお金を捨ててたらしくて(笑)。唖然としました。
スエイ お金を持ってると、精神的に凄い不安定になるのよ。
岩間 それ聞いて唖然としたんですけど。あと、取締役編集局長にもなってる偉い人なのに「援助交際してた」とかわざわざ言わなくてもいいようなことを言うところが凄い(笑)。でも、ギャンブラーとしての美学は凄いカッコいいですよね。パチプロの故・田山幸憲さんもそうだったけど、お金にガツガツしてないというか。若くて、パチスロ打ってる子たちなんかは、結構お金にガツガツしてますけど……。
「いつか一緒にバカなことを
やってみたいなぁ」と思ってた(笑)
●岩間さんはギャンブルがとにか く好きだそうですが。
岩間 そうですね(笑)。白夜書房に入ったきっかけもパチンコが好きだからでした。入る前は全然関係ない営業の仕事をやってたんですけど、肌に合わなくて。夢の中で人に謝ってうなされてるのを、奥さんが隣で聞いてて「辞めたら」って(笑)。それで、もともとパチンコが好きだったし、編集の仕事にも憧れがあったんで、白夜書房に入れてもらいました。『パチンコ必勝ガイド』の熱狂的な読者だったわけじゃなかったけど、そういうフリをして(笑)。
●そこでスエイさんと出会った。
岩間 昔スエイさんがテレビに出てたのを観てたし、西原理恵子さんの漫画とかにも出てたから知ってたましたけど。スエイさんは凄いギャンブルをやってたから、そういうところに憧れてて「いつか一緒にバカなことをやってみたいなぁ」と思ってました(笑)。でも、バイトで下っ端だったから全然話しかけられなくて。だから、最初の頃は全然話をできなかったんですよ。
スエイ 岩間君は俺のことを「アキラちゃん」って呼んでくれたから凄い嬉しかったんだよ。
一同 爆笑
●会社の上司にちゃん付けで呼ぶのが凄い(笑)。
岩間 酔ってたんで(笑)。でも、僕は『写真時代』の頃のことを知らないから。やっぱりギャンブラーとしてのスエイさんの印象が強くて、そこが好きなんですよ。
高レートで打ってる様子を
見てみたい気持ちはあるけど、
スエイさんとは勝負できないな
●岩間さんとスエイさんで、一緒にギャンブルをやったりしたことはないんですか?
岩間 ないですね。前に一度、スエイさんから社内便で書類が届いて「なんだろう」と思って封筒を開けてみたら、韓国のカジノの案内だったことはありますけど(笑)。でも、スエイさんが一番ヤバかった頃のギャンブルを見てみたかったですね。スエイさんと勝負したいとは思わないですけど(笑)。「千何百万払え」って言われても払えないんで(笑)。
スエイ ギャンブルをやってさ、勝ち負けをウヤムヤにする人が結構いるんだよね。俺はそれは許せない。ウワァ、汚いって思うよね。普通のお金の貸し借りだったら別にいいけどさ。
岩間 いいんだ(笑)。
スエイ 普通の貸し借りなら、別に払ってもらわなくてもいいと思うけど、ギャンブルはすぐに清算しないとギャンブルそのものの意味がなくなっちゃう。だって、そうじゃないと、「なんで一生懸命ギャンブルをやるんだ」っていうことだから。たとえ、貧乏人であっても50万負けたら50万払うっていうのがギャンブル。
岩間 やっぱり、スエイさんとギャンブルしたくないっすね(笑)。恐い。
スエイ 何を言ってるの。当たり前じゃない、ギャンブルなんだから。
岩間 はい、すいません。
「岩間君は常に
酒を飲んでいたほうがいいよ」って
●岩間さんは普段は凄く大人しいのに、酔うとメチャクチャになるんですよね。
スエイ 岩間君はパンクっぽいんだよね。急に焼酎を一気飲みして倒れたりとか。カッコいいと思うけど(笑)。
岩間 そんなことないですよ(笑)。逆に、普段スエイさんに会うと、何故か僕を見るときにいつも半笑いなんですよ。「岩間君は常に酒を飲んでいたほうがいいよ」って。それってどうなんですかね。
スエイ いや、なんか暗そうだから。普段の岩間君はね、いつも暗い顔して歩いてるんだよね。道ですれ違っても、うつむき加減で上目使いで(笑)。
岩間 でも、道を歩いてるときは別に騒いだりしませんよ(笑)。
スエイ そう? 普通楽しく歩くじゃない。
一同 爆笑
●楽しく歩く(笑)。でも、その大人しい岩間さんがお酒を飲むと豹変して騒ぎ魔になるのは何故なんですか?
岩間 酔っぱらうと調子に乗っちゃうんですよ。「俺を見てくれ」という感じで。凄い注目を浴びたい(照)。でも、たいして面白いことはできないんですけどね。
スエイさんは
何も言わないですね(笑)
●雑誌編集という面で、上司のスエイさんは、岩間さんにどんなことを助言してくれるんでしょうか。
岩間 いや、スエイさんは何も言わないですね(笑)。ただ、これは僕個人的な意見ですけど、白夜書房の中でもスエイさんの意志を継いでるのはやっぱり『パチンコ必勝ガイド 』だという感じはあるんですよ。
●それはなんで?
岩間 うーん……わかんないです(笑)。でも、まぁ「自分たちが率先して楽しもう」とかそういうところですかね。だから、『パチンコ必勝ガイド』の編集部は「ラブラブ! アキラ」なんですよ。
一同 爆笑
●なんなんですか、その「ラブラブ! アキラ」っていうのは。
岩間 いや、その……スエイさんのことをみんな好きだっていう。
スエイ 岩間君の言ってることよくわかんないね(笑)。でもね、編集ということで言うと、「こうしたほうがいい」と僕が思ってもさ、「まあ好きなようにやって」としか言いようがないわけ。
岩間 そう言われると難しいんですよね。
スエイ 全部自分が決める雑誌だったら細かいところまで言うけど、僕がやるわけじゃないんだもん。だから、「こういう風にしたほうが売れるんじゃないかな」って言う意見は言っても、それをゴリ押しは出来ないし、具体的に「何をやれ」とかは言えないですよ。やっぱりそれはクリエイティブなもんだから。マクドナルドの店長だったらさ、「これはこう作る」っていうマニュアルがあるんだから言えるけど。
みんなモヤモヤしてて、
「なんかやりたいなあ……」
というのは漠然とあるんですよ
●岩間さんが編集者として一番ツラいことはなんですか?
岩間 企画会議。ウマく説明できないんですよ。僕、言えない。どうしたら言えるようになりますか。
スエイ それは訓練だよ。僕も口が凄い下手だったからわかるんだけど、あらかじめ予行演習をしておくの。シミュレーション。僕は昔ね、人と話なんかしなくていいと思ってたの。チョコッとは話すよ? でも、そのチョコッと話したことで相手がわかんなきゃそれでいいって思ってたの。でも、うちの奥さんが「それじゃダメだ」って言うんですよ。「できるだけ相手にわかるように説明しないといけない」って言われたの。僕の考えに賛同してもらえるかどうかはともかくね。だから、僕も改めるようになったんだけどね。
岩間 そうか……。でも、僕は喋れるようになる自信ないっすね。
●逆に岩間さんの自信があることは?
岩間 ……なんですかね。
スエイ チンポコ?
一同 爆笑
岩間 でも、自信は特にないですね。
●でも、岩間さんは優しい印象がありますよね。人望がある。
スエイ 岩間君は自分の雑誌を作ればいいんじゃないの? 「俺は岩間だ!」っていう(笑)。『パチンコ岩間ガイド』ってのを作ればいいじゃない。
岩間 ああ。でも、フリーのライターさん、デザイナーさんとか仲の良い人とよく飲んだりするんですけど、みんなモヤモヤしてて、「なんかやりたいなあ……」というのは漠然とあるんですよ。
スエイ ムーブメントを起こせば? みんなが楽しくなるような。ただ、そういうときにさ、仲間内で完結しちゃったらそれでもうお終いになっちゃう。やっぱり広がりを作らないとね。それは売ることであり、話題になることであり、その人たちが自分では気付かなかったような能力を引き出すようなことだよね。
岩間 ……。
スエイ 怒ってんの(笑)?
岩間 いや(笑)。スエイさんはやっぱり凄い……言う通りです。でも、もし、僕が何かをやることによって、読者も作ってる側もみんながいい方向にいくのであれば、やったほうがいいですね。
スエイさんだって
僕達からすると凄い純粋な感じがしますよ
●岩間さんがスエイさんに聞いてみたいことはありますか?
岩間 スエイさんは美子さんのどこが好きなんですか?
一同 爆笑
スエイ 嘘をつかないのと、世渡りが下手なところ。嘘をつけないと世渡りはうまくいけないわけだから。世の中って全部嘘だから。
岩間 どっちが先に好きになったんですか?
スエイ そんなの向こうだよ(笑)。僕は常に受身だから。僕は「誰でもいい」と思ってるから。
岩間 でも、「美子さんで良かった」って思ってるんですよね?
スエイ うん、いい人を選んだと思うよ。ある種純粋なものがあるんだよね。そういう人と一緒にいるとさ、自分の不純さがわかるわけ。
岩間 でも、スエイさんだって僕達からすると凄い純粋な感じがしますよ。だから、「純粋同士だから続くのかなぁ」と思ってたんですけど。
スエイ いや、僕はなんとなく世渡りができるからね。そこがうちの奥さんと違うところなんだけど。
僕が作る雑誌は結構堅くて、
小市民的なんですよね
●では最後に、岩間さんの夢をお聞かせください。
岩間 夢? 本当はサーフショップかなんかやってノンビリ暮らしたいんですけど(笑)。でも、やっぱり売れる雑誌を作りたいですね。
スエイ どっちなの?
岩間 ときどき、「俺は編集として才能がそもそもないのかな」って思うんですよね。難しいっすね。
スエイ 「難しいっすね」ってオッサンみたいなこと言うね(笑)。でもね、「難しいっすね」で話が終わっちゃダメなの。「どっちでもいい」なんて言わないで、常に「自分はどっちなのか」っていうのを選ぶように習慣づけたほうがいい。「これは面白い」「これは面白くない」「この人は愛せる」「愛せない」とかね。そういうことは自分の中で考えておいたほうがいいよ。それ以外はいい加減でもいいから。
岩間 はい。でも、僕が作る雑誌は結構堅くて、小市民的なんですよね。
スエイ いや、だったら「小市民をまっとうすればいい」というようなことですよ。小市民は悪いことじゃないしね。「やっぱり小市民では岩間には叶わない」と人に思わせたら、それは凄いですよ(笑)。居直ってさ、「小市民だよ。文句あるか」「お前はまだ小市民のレベルにも達してないぞ」とか差別すればいいんじゃないの?
岩間 そういうことですか(笑)。
スエイ そういうことしか面白くないでしょ、今。日本って平和だしさ、いい加減にやろうと思えばいい加減に出来るし、人と調子よく話合わせてい けば適当にやっていけるんだけど、そこが面白くないと思うんだよね。
岩間 やっぱりフリーダムですね、スエイさん。
スエイ 僕、フリーダム。
一同 爆笑
スエイ だって世の中みんなが縛られてんだから、縛られてる雑誌読んだってつまんないじゃん。みんな、雑誌を見てフリーダムになろうとしてるんだからね。雑誌の中がフリーダムじゃないとダメですよ。
岩間 今、すげーいい話されてる、俺。そうですよね。
スエイ 岩間君は「偉くなろうとしないところ」がいいんだから。そこは自信を持ったほうがいいと思いますよ。
ポーカー岩間さんが携わっている雑誌

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